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レンピッカ展

先日、本当に久しぶりに
気になって仕方なかった展覧会へ行って来ました。
それも二つも!

作品制作に没頭し過ぎると
僅かばかりのアイデアが底をつくようで
これは新たな刺激を受けに行かなくては!と
早速出掛けたのが「レンピッカ展」。

名前は記憶にさえなかったのですが
展覧会のチケットに載っていた
「緑の服の女」の画風には見覚えがありました。

目と唇が独創的で魅惑的な女の絵。
この絵を実際に観てみたいと思い会場へ。

まず驚いたのはタマラ・ド・レンピッカ自身の肖像写真。
まさに「グランド・ホテル」のグレタ・ガルボや
マレーネ・ディートリッヒを彷彿とさせる
モダンな容姿の女性で
絵筆を握る姿はちょっと想像出来ない雰囲気。

でも作品を眺めていくと
「私の作品はどれも自画像」という言葉に納得でした。
絶頂期の絵はどれも艶と輝き、瞳の力強さが魅力的。
ところが苦悩している時の絵はその全てが失われ
作品全体が沈んでいるように観えました。

一番気に入った作品はやっぱり「緑の服の女」。
作品全体が光を放っているようで
爽やかな初夏の風さえも感じられるような気がして。
もちろん、お土産にポストカードも買って来ました。

この素敵な展覧会への案内とチケットを送ってくださった
鮎子さんに感謝です。

それから、もう一つの展覧会は…
古今東西を遊ぶ 川上澄生 木版画の世界」!
こちらはまた次回に。

*本日『久奈屋 紙文具展〜本につながる紙文具〜』のお礼状を発送致しました。
   皆様の元へ無事に届きますように…。

店主と代表 | おすすめ展覧会 | 23:42 | - | - | pookmark |
「小林かいちの世界」
図書館で借りた本を開いて出会った瞬間に
そのモダンでどこか怪しげな雰囲気の絵に惹かれた作家
小林かいちさんの展覧会
謎のデザイナー 小林かいちの世界」が
ニューオータニ美術館で今日まで開催と知って
慌てて観に行って来ました。

初めてその作品を目にしたとき
絵画というよりデザインという言葉のほうが
しっくりくる印象だったのですが
今回、小林かいちさんの正体が「図案家」であると知って納得でした。

展示内容は木版画の絵葉書や絵封筒が約300点。
異国情緒あふれる妖艶でメランコリックな作品を
一点一点じっくりと堪能してきました。

どこか儚げでやさしい色づかいの竹久夢二さんとくらべると
よりシャープで洗練された印象があり
トランプや星、薔薇、十字架、ゴンドラなどのモチーフに
憂いを帯びた女性像と独特の色づかいがとても素敵でした。

こんなにモダンな作品がいまからおよそ90年前に
デザインされたということに驚かされます。

その生涯についてはまだ謎が多いというところも
作品の雰囲気にぴったりはまってますます惹かれてしまい…。

さて、この次は伊香保にある保科美術館
常設展示を観に行くしかないかしら、なんて密かに思ったりしています。
店主と代表 | おすすめ展覧会 | 21:25 | - | - | pookmark |
「美しきアジアの玉手箱」
先日、サントリー美術館で開催中の
美しきアジアの玉手箱 シアトル美術館所蔵
日本・東洋美術名品展
」に行って来ました。

シアトル美術館選りすぐりの98件の美術品が展示される中
特に気になったのは「烏図」屏風と「鹿下絵和歌巻」。

六曲一双屏風の「烏図」は
その迫力あるモダンさに圧倒されました。
金地に漆黒の烏を群れで描く大胆さと
羽一枚一枚、一羽一羽の目までが描き込まれた緻密さ。

実際あれほどの烏を目にしたら恐ろしく不気味ですが
烏図」は金と黒の対比がとても美しく
いつまでも眺めていたいようなすばらしい作品でした。

鹿下絵和歌巻」は俵屋宗達が鹿を描き
本阿弥光悦が新古今集の秋の歌を書写した共同作品で
当初はおよそ22mにも及ぶ長大な巻物だったとか。

それが後にこの日本で二分されてしまい
前半部分はさらに細かく切断され
後半部分はそのままシアトル美術館に伝存するという曰わく付きの巻物。

確かに22mもある巻物を眺めて楽しもうとするのはなかなかに難しく
それならば和歌ごとに切断し一幅の掛け軸として楽しもうという発想は
わからなくもないのですが…。

今回その22mの「鹿下絵和歌巻」全体が
コンピュータ技術で再現されたというパネルを観たとき
その発想はあまりに浅はかでこの作品の本当の価値を
全く理解していなかったということを思い知らされました。

和歌と鹿のみという単純なモチーフが延々と描かれていながら
観ている者を飽きさせないのは
躍動感あふれる筆致、墨の濃淡、色ののせ方
その全てのバランスがすばらしいから。

切断されなかった後半部分をじっくり眺めていくと
そのことに気づかされます。

ただ、この作品のなんともいえない大らかでのどかな雰囲気が
ついいつでも眺めていたい衝動をかきたて
切断されるという数奇な運命を招いてしまったのかもしれないなぁと
どこか間の抜けた憎めない表情の鹿たちに和みつつ
しみじみと思ったりしました。

*シアトル美術館HPに22mの再現された「鹿下絵和歌巻」が公開されています。
店主と代表 | おすすめ展覧会 | 13:04 | - | - | pookmark |
「日本の美術館名品展」
全国の公立美術館100館から名品220点が一堂に集められた
贅沢な展覧会「日本の美術館名品展」に行って来ました。

兎に角、最初から最後まで豪華な顔ぶれと
会期最後の土曜日とあって
会場は人で溢れかえっていました。

ミレー、ルノワール、ゴッホ、モネ、セザンヌ
ボナール、カンディンスキー、ピカソ、ユトリロ
シャガール、ルオー、ウォーホル…。

人の間を縫うように進みましたが
今回はこれでよかったのかもしれません。
ゆっくりじっくり観ていたらどれだけ時間が掛かったことか。

もちろん、その中でも気になる作品、自分好みの作品の前では
なんとか立ち止まるスペースを確保してじっくり眺めて来ました。

藤田嗣治、東郷青児、熊谷守一、猪熊弦一郎
片岡球子、横山大観、棟方志功、イサム・ノグチ…。

こうしてみると結局、自分が気になったのは
日本人の血の通ったものなのかと苦笑い。

ひとつ残念だったのは
川上澄生作品が2作品とも展示期間が終了していたこと。
「初夏の風」とのご対面は、川上澄生美術館
そごう美術館での「川上澄生展」に続き
またまたお預けとなってしまいました。

世界中の名品が日本の美術館に
こんなにたくさんあったのかというのも驚きで
いつか日本中の美術館を巡る旅というのも
悪くないなと思ったりしました。
店主と代表 | おすすめ展覧会 | 15:33 | - | - | pookmark |
川上澄生展
横浜のそごう美術館に
川上澄生展」を観に行って来ました。

今年で開港150周年を迎える横浜。
これを記念して文明開化などを題材に
木版画を多く制作した横浜出身の版画家
川上澄生さんの展覧会が開かれています。

生涯を通して制作した作品は数千点。
その中から年代別に500点が展示され
とにかく見応えがあり充実した内容でした。

中でも特に嬉しかったのは蔵書票の版木の展示。
どんな風に彫られていたのか、その細部をじっくりと
この目で確かめることが出来ました。

また「とらんぷ繪」「四季のたのしみ西洋骨牌」の
オリジナル展示では一枚一枚の紙質から箱の状態まで
こちらもじっくりじっくり観察して来ました。

その他、直筆の原稿があったり
33部限定の私刊詩画集のオリジナルがあったりと
いちいち感激し過ぎて会場を出る頃には
すっかり疲労困憊しておりましたが…。

川上澄生さんの「初夏の風」が
洋画家を目指していた棟方志功さんに
版画家の道を選ばせたエピソードは有名ですが
日本の創作版画界の中心的存在でありながら
どこかユーモラスな作風で親しみやすく
自らをへっぽこ先生と言う謙虚な人柄が滲み出た
すばらしい作品の数々は必見です。

ちなみに、川上作品の中で
「南蛮」を題材にした作品を観ると
ユニコーンの「車も電話もないけれど」が
流れてきたりするのですが…いかがなものでしょう?
店主と代表 | おすすめ展覧会 | 23:56 | - | - | pookmark |
「蔵書票の世界」特別展
先日、埼玉県立熊谷図書館の
「蔵書票の世界」特別展を観に行って来ました。

なかなか実物を観る機会のない蔵書票。
その蔵書票が300点も展示されるとあっては
出掛けて行かないわけにはいきません。

今回は国内外の蔵書票が20枚以上のパネルで
一挙に展示されており、かなり見応えがありました。

海外の蔵書票は銅版画が多く色調も暗め。
もともとヨーロッパで誕生した蔵書票が
日本に伝わったのは明治時代のことで
それ以降、日本独自の多色木版で蔵書票が作られるようになると
海外からも注目を集めたとのこと。

たくさんの蔵書票が並ぶ中
個人的にいいなぁと思うものは日本の木版作品ばかり。
そういえば私の好きな竹久夢二さん、川上澄生さんも
素敵な木版の蔵書票を残していましたっけ。

いまのところ久奈屋の蔵書票は三種類。
先日のデザイン・フェスタに出品し
只今、取扱店納品用にパッケージデザインを変更中です。

今回の展示会でたくさんの刺激を受けて
またあれこれデザインが浮かんできつつあるので
これから少しずつ新作を増やして行きたいと思います。
店主と代表 | おすすめ展覧会 | 23:56 | - | - | pookmark |
とちぎ蔵の街美術館


せっかく栃木まで行ったので
川上澄生美術館で偶然見つけたチラシをたよりに
もう一軒、美術館をはしごしてみました。

なにせそのチラシには行かなければ!
と思わせる威力がありました。
春の特別企画展「竹久夢二と大正ロマン・昭和モダン」!

辿り着いたとちぎ蔵の街美術館
約二百年前に建てられた3棟連なる
文化遺産の「善野家土蔵」。
とても風情のある建物で
益々期待感が高まりました。

中に入ってみるとさすが蔵の中とあってひんやり。
平日の昼間で他に人もなく
落ち着いて観ることが出来ました。

竹久夢二さんの大好きな本の装丁から
「セノオ楽譜」「婦人グラフ」の装丁など
いままで実物を観る機会の無かったものが多く
思わず穴の開くほど眺めてしまいました。

また作品とともに年譜をみていくと
恋多き竹久夢二さんの波乱に満ちた人生と
その前にみてきた川上澄生さんの
家族と共に作品を制作した堅実な人生と
あまりにも対照的だったのが印象的でした。

他、蕗谷虹児さん、中原淳一さんの作品や
一、二点ではありましたが
鏑木清方さん、伊東深水さん、東郷青児さんの
作品まで展示されていて大満足!

最後に、自分の結婚のお知らせはがきに貼った
花嫁」の記念切手のデザインが
蕗谷虹児さんの作品だったことが判明!
なんだかちょっとご縁を感じて
その絵はがきを買って帰ってきました。

憧れの大正ロマン、昭和モダンをたっぷりと堪能したので
さて、少しでも久奈屋のに作品に
そのエッセンスを取り入れることが出来たら嬉しいのですが…。
店主と代表 | おすすめ展覧会 | 15:42 | - | - | pookmark |
加山又造展
友人から届いた封筒を開けて
美しいそのチケットを目にした瞬間
「好きだな」と思っていました。

「きっと行きたいのでは…」と
送ってくれた友人に感謝しつつ
国立新美術館で開催中の
加山又造展に行って来ました。

会場に入ってまず、圧倒されました。
『雪』『月』『花』の三作品に囲まれた空間。
その大きな作品のひとつひとつに釘付けになりました。

加山又造さんの作品はどれも大胆で迫力があり
観るものを惹きつける妖艶さがありました。
それでも不思議と怖さを感じない。
観ていると次第に心が落ち着いて
いつまでもじっと眺めていたいような気持ちになる…。
まるで作品に包み込まれるような安堵感。

桜の妖艶さ、月の静けさ、波の躍動感…
そのひとつひとつが温かく感じられたのは
加山又造さん自身の写真からも滲み出ていた何かに
通じるものなのかもしれません。

絵画の他、陶器、着物、宝飾品などの展示もあって
とても興味深い展覧会でした。

閉館間近で人が少なくゆったり観ることは出来たのですが
欲を言えばせっかく人も少なかったので
作品の前に立ち止まってじっくり眺める時間が
もう少し欲しかったなぁ…というのが正直なところ。

機会があればもう一度行ってみたいなと思っています。
店主と代表 | おすすめ展覧会 | 18:15 | - | - | pookmark |
博物館巡り
昨日は上野へ足を運びました。
まずは東京国立博物館へ。
大琳派展 -継承と変奏-』は
とても楽しみにしていた展覧会。
“和”は久奈屋のテーマでもありますし。

四季折々の花鳥風月を描いた傑作揃い。
線の美しさ、墨の濃淡の優美さ、色使いの華やかさ…
とにかくあれもこれも
いつまでも眺めていたいものばかり。
しかし、人の波に流されてそれは許されず…。

気を取り直し、明治42年に開館した
日本初の本格的な美術館という表慶館の特別展
スリランカ―輝く島の美に出会う』へ。

重要文化財でもある表慶館。
その美しい建物にぴったりの宗教芸術作品や宝飾品など
こちらはスリランカの歴史、文化を
ゆったりと堪能出来ました。

続いて一度行ってみたかった国立科学博物館へ。
開催中の企画展は
菌類のふしぎ きのことカビと仲間たち』。
……渋過ぎる。
迷いつつも足を踏み入れると
「もやしもん」なる漫画(有名なんですね!)の
原画まで展示されていたのには驚きました。

閉館間近に地球館へ。
ここがとにかくアトラクションのように面白い!
もっと早くこっちに来ればよかったかなぁと
一瞬「もやしもん」を思い浮かべつつ
でも、あれはあれで面白かったし…。

とにかくこんなに色んなものを観たのは久しぶり。
思った以上に疲れはしましたが
いい刺激をたっぷりと受けて充電完了です。
店主と代表 | おすすめ展覧会 | 23:49 | - | - | pookmark |
ルネ・ラリックと「和」
ロマンスカーに乗る度に
気になっていた美術館
箱根ラリック美術館に行ってきました。

特に魅了されたのは
繊細で優美な宝飾作品の数々。
そしてそのデザインモチーフに
釘付けになりました。

羽と尾羽をぴんっと伸ばした
濃い青の「ツバメ」が連なったネックレス。

ぷっくりとした実の弾力まで感じさせる
「さくらんぼ」の櫛。

羽の模様までリアルに表現された
「二頭のトンボ」の髪飾り。

どれもこれも「和」の馴染み深いモチーフばかり。
ところがラリックの手に掛かると
「ツバメ」も「さくらんぼ」も「トンボ」も…
溜息が出るほど優美な宝飾品に仕上がっていました。

ラリック作品にみられる
「和の花」に注目した企画展
ラリックに咲いたシーボルトの「和の花」』も
とても興味深い展示でした。

アール・ヌーヴォーからアール・デコへ。
その両時代を生きて活躍し続けたルネ・ラリック。
今回、彼の作品に出会ったことで
改めて繊細で優美な「和」への憧憬が深まりました。

ラリックが愛妻を亡くした後
妻の横顔をデザインした香水瓶。
妻の瞳の色と同じ緑色の小瓶は
どこか憂いを帯びた美しさを湛えており
その緑色がいつまでも心に残りました。
店主と代表 | おすすめ展覧会 | 22:51 | - | - | pookmark |
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