兎と亀
今年の干支「兎」は
飛び跳ねることから「飛躍、上昇」、
「稲羽の素兎(いなばのしろうさぎ)」の伝説から
特定のひととの「縁を結ぶ」ともいわれる縁起物。
今年最初の新作は、そんな縁起物の「兎」と
「長寿」や「金運を招く」ともいわれる
同じく縁起物の「亀」がモチーフの和手紙『兎と亀』です。
イソップ寓話の『兎と亀』は
江戸時代に普及し明治時代の教科書には
「油断大敵」という題名で掲載されていたとか。
子供の頃、この話を読んで自分はまさに「亀」タイプだなぁ
コツコツやっていくしかないのだなぁと気づかされたり
先生に「お前はコツコツやらないとダメなんだぞ!」
といわれたりした為か、常に頭の片隅にある物語です。
「油断大敵!」。
そういった意味では、座右の銘のひとつなのかもしれません。
封筒には慌てて飛び起きた兎と
コツコツとゴールを目指す亀の姿を。
便箋にはゴールした余裕の表情の亀と
必死でゴールを目指す兎を描きました。
コツコツも悪くない、そう思えるようになったのは
だいぶ大人になったからでしょうか。
新しい年の最初の便りは
こんな縁起物の『兎と亀』の便箋と封筒で
綴ってみてはいかがでしょう。