風待月の紙文具

5月に引き続き6月も
十二箇月の紙文具シリーズを準備中です

十二箇月の紙文具には
モチーフとなる十二の物語があります
この物語の始まりは
2020年6月に綴った
『七夜月のお噺』と云う7月の物語

7月に纏わる紙文具のセットを拵えようと
まずは、季語や記念日など
7月に纏わるコトバを調べて
モチーフとなっているモノだけに絞って
紙文具を並べてみました



すると、ふいに繪本を
開いたときのように
或る場面が浮かんできたかと思うと
其の場面に綴るコトバも
一緒に浮かんで来ました

なんだかよくわからなまま
慌てて書き留めてみると
少し不思議なとても短い
物語が出来上がっていました

その小さな物語と
物語の元となった紙文具のセットは
『物語ノ紙片集』として
2020年7月から
2021年6月までの一年をかけて
毎月発売することとなり
十二の物語も毎月同じ方法で
綴っていきました



出来上がってみれば
十二の物語はどれも少し不思議で
夜に纏わるものばかりとなっていました

5月から発売を開始した
十二箇月の紙文具シリーズは
この十二の物語を一冊の本に纏めるなら
物語のモチーフを繋いだ枠の中に
それぞれのお噺を収めたいなぁと云う
思いつきから始まりました

枠と云うモノがとても好きなので
十二の物語の枠が
いずれ出来上がるのかと思うと
いまから愉しみで仕方ありません

始まりが5月なんて
中途半端な気も致しますが
暦の上では夏の始まりですし
春は久奈屋の始まりの季節でもあるので
ゴールが春と云うのも悪くないかなぁと



十二箇月の紙文具シリーズは三種
十二箇月の手紙
十二箇月の一筆箋
十二箇月の贈り袋 小



十二箇月の手紙には
其の月の物語を手紙として添えましたので
便箋の枠と一緒に此方も
お愉しみ頂けましたら幸いです

それでは、多草月に引き続き
6月1日（水）発売の
ドクダミと蟹と、6月に纏わる
風待月の紙文具を
お愉しみ頂けましたら幸いです


紙文具拵処 久奈屋
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