和紙の帯



昨日は素敵な帯を拝見できるとあって
雪のちらつく中、いそいそと出掛けてきました。
京都で手漉き和紙をつかい帯制作をしている
上村陽道先生の作品を拝見する為に。

裁断した和紙をコヨリにしたよこ糸に
絹糸のたて糸で織られた帯は
通気性と保温性があり
季節を選ばず結ぶことが出来るのだとか。

和紙独特の色の滲みや発色がとても柔らかく
中でも特に惹かれたのは
黄色と水色のグラデーションという
全く違う表情を持った袋帯。
いろいろな場面で様々な着物に合わせることが出来そうです。

たくさんの素敵な帯を拝見した後は
陶芸教室も開かれている先生に
手作り帯留の講習をして頂きました。

初めての陶芸体験が帯留なんて!と感激しつつ
先生の手元を見よう見まねで
信楽の土を捏ねて形を整えて…。

縁起物の「瓢箪」と「兎」の絵を描いた
二つの帯留の焼き上がりはいかがなものでしょうか。

写真は、最後に墨絵で先生に描いて頂いた葉書。
「いいじゃない 月もあんなに きれいだし 陽道」

いまは眺めるだけの和紙の帯。
いつか自作の帯留を先生の和紙の帯に合わせて
京都にあるという工房を訪ねられたら…と
また一つ贅沢な夢が膨らんだりしています。

hisanaya

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