初霜月のお噺
氷に淹れ立ての珈琲を注ぎながら
そろそろかなあと思いつつ
また深入りの豆を注文してしまう
むかし、ちゃんとした淹れ方を
習ったような気もするけど
いつの間にか自己流でしか淹れられなくなり
適当に淹れた珈琲が好みの味になってしまった
さて、そろそろ温かい珈琲が恋しくなる
十月の物語ノ紙片集が出来ました
今回も久奈屋紙文具のモチーフに纏わる
季語と記念日を採取してみると
季語は
茸・鶉・柿・山葡萄・烏瓜・団栗
小鹿 (新歳時記 増訂版 虚子編より)
記念日は
コーヒーの日・メガネの日・鉄道の日
サーカスの日・てぶくろの日・あかりの日
そうして集めた
25枚の大小様々な紙片から
烟のように、また泡のように立ちのぼってきた
コトバの欠片を繋ぎ合わせて綴った
小さな小さな物語は
珈琲と森と、十月がテーマの
初霜月(はつしもづき)のお噺
草色のレンガの表紙に
褐色の文字で綴った掌サイズの物語も
25枚の物語ノ紙片ととも
お愉しみ頂けましたら幸いです
「物語ノ紙片集 初霜月のお噺」は
久奈屋お買い物にて限定10個を
10月1日(木) 午前零時より発売予定
大気の澄んだ夜に
珈琲と森と、十月がテーマの
物語ノ紙片集は如何でしょうか
紙文具拵処 久奈屋
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レトロな言の葉スタンプ 其の四販売中