ご褒美

「今蘇る マイケル・ジャクソン」のペア招待状。
それをポストに見つけたとき
これはご褒美だ！と思ったのでした。

昨年末に「THIS IS IT」を映画館で観てから
我が家の定番音楽といえばマイケル・ジャクソン。
朝から晩まで流れていた日がどれだけあったか。
ちょっと想像出来ないくらいマイケル漬けの日々。

もちろん、他にも好きなアーティストはたくさんいて
色んな曲を聴くのだけど、最後に戻るのはマイケル。
完全にはまってしまったようです。

きっかけとなった「THIS IS IT」は映画館で二回。
その後、DVDでは数え切れないくらい鑑賞。

その「THIS IS IT」で繰り返し見続けたパフォーマンスを
この日本で一部再現するイベントが行われると聞いたとき
正直、現実味がなくあまり興味も沸かなかったのだけど…。

夫は違っていたのです。
なんだか妙に落ち着いて応募の準備をしたりして。
録画した応募要項を確認しつつ早速応募。
それではとつられて応募してみる。たった一回づつ。
当たる確率なんてどう考えても低い。

それなのに、夫が当選。私は落選。
これはご褒美だ。マイケルに対する夫の愛が通じたのだ。
そう思うとすごく納得がいったわけです。

イベント当日、幻のロンドン公演の一部が再現された。
会場のSHIBUYA-AXがいつも以上に小さく小さく感じられたけど
そこで繰り広げられたパフォーマンスは本物で
ひとりひとりのダンサーの中に
確かにマイケルの存在を感じる、そんなステージだった。

身長がいまだけ三十センチ伸びて～と
心の中で何度も叫びつつ、つま先立ちで垣間見る私の傍らで
私より三十センチ背の高い夫は大満足の様子。

それを見て嬉しくなる。
…本当はちょっと、いやかなり悔しいけど。
でも夫の思いが通じて本当によかった。

たった一人二人のダンサーしか見えなくても
確かに本物のパフォーマンスだったことはわかったし
本物はひとを感動させる。
いい思いをさせて頂きました。
ご褒美を、ありがとう。