燐寸箋(まっちせん)



珈琲屋になったら
まずは燐寸をつくろう!
そう思い参考にと
珈琲店や喫茶店の燐寸を
集めていたのは遠い昔のこと。

未だに捨てられずにいる
それらの燐寸を眺めては
紙文具屋らしい燐寸は出来ないものかと
考えていたのですが遂に…。



厚紙製の軸が
折り畳んだ表紙に綴じられている
ブックマッチ。
そのブックマッチを模った
小さな帳面『燐寸箋』が出来ました。



綴じた紙は越前和紙の簾の目で
表紙を開くと同じく越前和紙の
鳥の子を使用した小さなしおりが。



上から覗く紙の切り口には
様々な模様が入っています。

今回モチーフに選んだのは『だるま』。
ころんとした形と大きく開いた目が
愛嬌たっぷりの紅白だるまです。
この『だるま』は消しゴム版画を
ひとつひとつ丁寧に手押しして仕上げました。

出来たてほやほやの『燐寸箋 だるま』は
雑司が谷(東京)の旅猫雑貨店で明日から開催される
七転八起だるまつり!」に納品致しました。

福島県の5カ所のだるま産地から
個性豊かな縁起物のだるまが大集合するほか
調布・深大寺(東京)で活動中の
〈だるチャンプロデュース〉の
オリジナルだるまグッズも展示販売され
旅猫雑貨店がだるまで埋め尽くされる十日間です。

皆さま、どうぞ小さな『燐寸箋』もお見逃し無く!

hisanaya

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