川上澄生美術館
川上澄生さんは
初詣の帰りに「とらむぷ繪」に出会うまで
「初夏の風」の版画家という認識しかなかったのですが…。
「とらむぷ繪」に出会った瞬間
「これだっ!」と思いそのまま家に連れて帰り
全てのカードを並べてしばらくの間眺めていました。
そして、もっとたくさんの作品が観たい!と思い…。
ついに先日、栃木県鹿沼市にある
川上澄生美術館に行って来ました。
美術館の外観は川上澄生さんの作品
「日本越後國柏崎黒船館」を元に設計されており
とてもレトロな雰囲気の素敵な建物で
風さえ強くなければしばらく眺めていたいくらいでした。
今回の展示は「澄生が愛したもの 煙管・時計・玩具展」と
小企画展「川上澄生の南蛮調」。
初めて間近で観る作品はどれも魅力的で
じっくり時間をかけて堪能してきました。
刊行物も思っていた以上に充実しており
今回はその中でも一番気になった
「川上澄生・身辺のデザイン」を購入。
すぐに熟読してみると嬉しい発見が…。
なんと川上澄生さんが中学生の頃
竹久夢二さんの絵本が大好きだったことや
民藝運動を起こした
柳宗悦さんとも親交があったことが判明。
自分の好きな人たちがつながっているというのは
ひとりニンマリしてしまう嬉しさがあります。
なるほど、そういうことだったのか…と。
年に三回入れ替わるという展示。
是非、通ってみたい美術館です。