とちぎ蔵の街美術館



せっかく栃木まで行ったので
川上澄生美術館で偶然見つけたチラシをたよりに
もう一軒、美術館をはしごしてみました。

なにせそのチラシには行かなければ!
と思わせる威力がありました。
春の特別企画展「竹久夢二と大正ロマン・昭和モダン」!

辿り着いたとちぎ蔵の街美術館
約二百年前に建てられた3棟連なる
文化遺産の「善野家土蔵」。
とても風情のある建物で
益々期待感が高まりました。

中に入ってみるとさすが蔵の中とあってひんやり。
平日の昼間で他に人もなく
落ち着いて観ることが出来ました。

竹久夢二さんの大好きな本の装丁から
「セノオ楽譜」「婦人グラフ」の装丁など
いままで実物を観る機会の無かったものが多く
思わず穴の開くほど眺めてしまいました。

また作品とともに年譜をみていくと
恋多き竹久夢二さんの波乱に満ちた人生と
その前にみてきた川上澄生さんの
家族と共に作品を制作した堅実な人生と
あまりにも対照的だったのが印象的でした。

他、蕗谷虹児さん、中原淳一さんの作品や
一、二点ではありましたが
鏑木清方さん、伊東深水さん、東郷青児さんの
作品まで展示されていて大満足!

最後に、自分の結婚のお知らせはがきに貼った
花嫁」の記念切手のデザインが
蕗谷虹児さんの作品だったことが判明!
なんだかちょっとご縁を感じて
その絵はがきを買って帰ってきました。

憧れの大正ロマン、昭和モダンをたっぷりと堪能したので
さて、少しでも久奈屋のに作品に
そのエッセンスを取り入れることが出来たら嬉しいのですが…。

hisanaya

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